はじめまして、私はtaberugiの創業者の一人である土川です。taberugiは、食物アレルギーをお持ちの方々の課題解決を支援する事業です。私自身も食物アレルギーを抱えており、その経験から生まれた思いをもとに、この事業を立ち上げました。このメッセージでは、私の食物アレルギーとの出会いから、taberugiのビジョンや提供するサービスの意義についてお話しします。

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私と食物アレルギーとの関係

私は生まれた頃から卵とそばのアレルギーを抱えています。現在28歳ですが、未だにそのアレルギーと共に生活しています。幼少期のうちから卵を誤って摂取し苦しんだ経験が何度もありました。悪い場合には、蕁麻疹やかゆみだけでなく、呼吸困難にも見舞われることがありました。

子供の頃は、卵とそばのアレルギーを抱えていることが私にとって当たり前でした。周りの人々もそれを理解してくれ、私のアレルギーに配慮してくれる状況がほとんどでした。そのため、特別な制約や不自由さを感じることはありませんでした。

しかし、成長するにつれて、私は徐々にアレルギーによる制限を実感し始めました。例えば、友人や知人とのレストランやカフェでの食事は、卵やそばが混入している可能性を店員さんに確認する必要があり、その手間から安全なメニューを選ぶことが多くなり、新しい料理を試す機会が減りました。また、スーパーで買い物をする際は、原材料表記を毎回確認する必要があり、同じ食品を繰り返し購入することが増えました。このように食事の際の選択肢が限られるようになりました。

私はこうした経験から、アレルギーが私の生活に与える制限を深く理解するようになりました。また、私の幼少期の生活が周りの人々の食物アレルギーへの理解があったからこそ成り立っていたのだと感じるようになりました。それが、taberugiを創業する原動力となりました。

アレルギーとの共生

食物アレルギーをお持ちの方々は、日常生活の中でさまざまな配慮を必要とします。外食時のメニュー選びや自宅での食事準備、そして食材の購入など、私たちの食生活にはアレルギーへの対応が求められます。

新しい料理との出会いは多くの人にとってワクワクするものですが、食物アレルギーをお持ちの方にとっては素直に喜べるものではありません。その料理がアレルギーを引き起こす可能性のある成分を含んでいないことを確認するためには、食材の原材料や調理過程を正しく理解する必要があります。

レストランやカフェ・旅行先の外食では特に対応の難度が高まります。外食では食品の成分を詳しく知ることが難しいため、安全な選択をすることが難しくなります。さらに、旅行などの際には、事前にアレルギー対応の飲食店を調査したり、持参する食事を準備したりする必要があります。

食物アレルギーをお持ちの方にとってはこれらの対応は自分自身の健康を守るため日々不可欠なものとなっています。

また、食物アレルギーは、持つ本人だけでなく、その家族や友人、そして社会全体にも配慮を求めます。例えば、アレルギーをお持ちの子供を育てる親は、食事の準備や食材の選択において細心の注意を払う必要があります。さらに、子供が外で食事をする機会が増えると、その安全を確保するために、他の保護者や教師とアレルギー情報を共有する必要があります。

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taberugiのビジョン

先述したように、食物アレルギーをお持ちのすべての方々が安全で楽しい食事をするためには、社会全体の理解と対応が必要です。私たちtaberugiは、その一助となるべく、食物アレルギーをお持ちの方々、その家族や友人、そして社会全体が豊かで満足のいく食生活を送るためのサポートを提供しています。

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具体的には、taberugiグルメというサービスを提供しています。